7月2日 雨と折りたたみ傘

いい加減雨飽きてきた人、手を挙げて。

よくわからないけど、今日からわたしのインスタはいいねができなくなってしまった。スパムアカウントだと思われたのかもしれない。かわいいうさぎを探してたくさんフォローして、息をするようにいいねをしたのが良くなかったのだろう。たぶん。とてもさみしい。

ちょうど1ヶ月前くらい前に、長年使っていた折りたたみ傘がこわれてしまった。500円くらいで無地のそこらへんで売っていそうな傘だったけど、きちんと毎回乾かして長持ちさせていた。今度は少し値が張っても、気に入った良いものを買おう。妥協したくなくて長傘も持っていなかった日、突然の雨に何度か濡れた。残業の後、会社に置いてあるビニール傘で帰った夜もあった。いつでも捜しているよどっかに折りたたみ傘の姿を。ルミネでもマルイでも夢の中でも。

それが今日、晴雨兼用の好みの折りたたみ傘にとうとう出会えたのだった。会計のときに店員さんが「もしかして、そちらの傘もうちで購入してくださったんですか」と声をかけてくれた。良い質問ですねえ。「はい!お気に入りです」雨の日に買いにきてよかったなぁと思った。餅は餅屋、傘は傘屋だ。

とびだせ!どうぶつの森という3DSのゲームをご存知だろうか。わたしは村で過ごす雨の日が大好きだった。雨が降ったら長靴を履いて、お気に入りの傘をさして出かける。とくにフルーツ柄の傘がお気に入りだ。同じ村に住んでいるどうぶつたちも、それぞれが素敵な傘を持っていた。今日はお花にいちいち水をやらなくてもいいんだ。雨が上がったらハニワも掘れるぞ。どんなハニワが出るかな。わくわくした。雨だからこそできることがある。

止まない雨はない。いつか晴れる日は来る。そんなことをよく言うけど、晴れの日の良さを一番感じられるのは雨の日なんじゃないだろうか。湿気でじめじめして、体もべたべたして、なんとなく頭もぼんやりするけど、せめて心はからっとありたい。そう思わせてくれる雨の日がわたしは好きだ。